田んぼアートについて
五穀豊穣を祈る祭事、徴税や土地などの法制度の基礎に至るまで、日本の文化の発展はいつも稲作と共にありました。 一方、稲作が盛んに行われている地域は、非都市部であり過疎高齢化や後継者問題など多くの地方同様の課題もはらんでいます。
こうした課題の解決や新たな観光資源の確立を目指してはじまったのが田んぼアートです。 国内では1993年の青森県田舎館村の事例をきっかけに、現在全国に拡がりを見せています。 先駆者である田舎館村は人口わずか8,000人の村ながら世界中から40万人を越える観光客を集めることに成功したことや、埼玉県行田市では2015年に世界最大の田んぼアートとしてギネス世界記録に認定されるなど、注目を集めています。これらの事例はじめ、日本各地の田んぼアートの現場では地域コミュニティの活性化や観光客の獲得など、新たな価値が生まれています。
長年に渡り地域の観光資源の調査や海外からの観光客に向けて新たな観光体験の紹介を行ってきた当社にて、自治体・団体が個別に発信していた取組内容をポータルサイト「田んぼ団」に集約しました。 全国田んぼアート連絡協議会様の協力のもと、全国の田んぼアートの情報や田んぼアートの楽しみ方を学べるサイトになっています。